隅田川
こんにちは、岩野です。
先日、一貫校の問題にこんな問題が出ていました。
「川の汚れ具合を調査する方法を説明しなさい。(薬品を使ってはいけません)」
透明度を調査するのであれば棒の先に目印を付けて、沈めて見えなくなった深さを記録すれば調査できます。
例え透明度が高くても目に見えない化学薬品が溶けていれば生物が住みにくくなって姿を消していくので、どんな生き物が住んでいるかでも川の汚れ具合を調査することができます。
この、川の汚染をテーマにしたこの問題を目にしたとき、ふと隅田川のことが頭に浮かびました。
隅田川は家から歩いて五分もしないところに流れている川底が見えない黒っぽい川です。
自分が生まれるよりもずっと前は生活排水が流れ込み、悪臭が漂い、魚の住めない川だったそうです。
今は悪臭もしなくなり、運がいいと水面付近を緋鯉や真鯉が泳いでいる姿が見られる時もあります。
下水道が整備されたり、浄水場ができたりして魚が戻ってきたのですね。
ただ、鯉という魚は比較的汚染に強い魚だそうで、鯉がいるからと言ってきれいな川だとは言えないそうです。
でも魚が住めなかった頃に比べれば、だいぶきれいになっているはずですよね。
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少し前に自分の弟からこんな話を聞きました。
「隅田川のこの辺でウナギが釣れるんだよねぇ。」
まさかそこまで隅田川が回復しているとは思ってもいませんでした。
さらに驚いたことにウナギを釣ったその人はウナギをちゃんと食べているそうです。
自分だったらちょっと遠慮してしまいますが・・・
なんでも、クセがあるけど慣れるとおいしいそうです。
環境は一度壊してしまうと直すのが大変です。
都会は人がたくさん住んでいるから汚れるのはしょうがないことなのでしょうか?
まだ東京が江戸と呼ばれていて頃、江戸も一つの都会でしたが、世界で最も川がきれいな都会だったそうです。
人々の心には「もったいない」の精神があり、壊れたものは直して使い、ゴミは全て他のところに再利用されていたそうです。
まさにエコですね。
一貫校の問題に環境問題がよく出てきますが、そこには小さい頃からエコに関心を持ってほしいという願いも込められているのではないでしょうか。
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