6月12日 【社】スクールコーチング協会 研修

6月12日 【社】スクールコーチング協会 研修
DSCN9592.JPG久々のコーチン研修です。大阪から辻本理事長がいらっしゃいました。「学びのないところに成長はありません」再度、イロハのイから学び直しです。
【辻本先生】の好きな言葉は「自由」です。自由にしてください。それでは自己紹介です。
最近「未来大好き」から「未来大好き」という本を執筆をされました。NPO「子供未来」、貧困家庭のための「子供食堂」、コーチング講座、出版等の活動を行われています。その根底には「自己肯定」があります。「自分はできるんだ」と思える自分になるというのがあります。自己肯定感が高まれば人からの評価は気にならなくなります。辻本先生は53歳の時に会社が倒産し、うつ病、引きこもりになりました。「私はそれでよかった」と思っています。人にやさしくなれました。過去を認め、未来を考えるから今の自分がある。そのためには大きな目標を考えるのではなく、身近な小さな目標から少しずつ増やしていくと上手く行きます。

コミュニケーション能力をたかめる。
ティーチング、人生相談、説教等はみなさんが受けてきた事柄です。コーチング、カウンセリング、私からのメッセージを学んで下さい。ティーチング等も含めた6要素が必要です4.人の気持ち、心に寄り添い、わかって行こうという姿勢が肝心です。「どうしたいのか」をしっかり受け止めて「自ら持ったペンは動く」状態が望ましいのです。権利と義務があります。義務で参加したら得るものも少ないのです。子供が「しんどい」と言う発言が出たら「「しんどいんね」と寄り添うことから始まります。そして未来の話を進めていくのがコーチングです。

傾聴の練習
飯倉講師と辻本先生の実演を見ていただきました。相手の話に何気なく聞くか、共感をして聴く姿を見ていただきました。相手の話を聴くということは自分の話をしないで聴くことです。人間は自分に興味を持ってほしいのですが他人に興味は持たないものです。
例えば相手が中日ファンで野球の話をしたとします。その時、相手が聞かれない話、例えば「私は阪神ファンです」などと相手の話の腰を折らないことです。ですから相手に関心を持って聞くことが大切なのです。「聞かれないことは自分から話さない」ことを私【辻本】は心掛けています。

想像してみてください
あなたが2歳の子どもを連れて歩いていた時、犬が正面から歩いてきます。その時、2歳の子が「怖いと」言います。あなたならどうしますか。この子は何を訴えたかったのでしょうか?「犬がこわい」ということを言いたかったのです。一般的には「怖くないよ」と大人は言いがちです。これは子どもの気持ちを反映していません。大人の感覚は関係ないのです。ですから「怖いよね」と共感することです。自分が興味があるとかないとかは関係ないのです。親の役割は聴くことです。聴いて受け止めるだけです。気になる事があれば話が終わってから聞くことです。聴き上手になるためのワークを行いました。さあ、考えてみましょう。気持ちに寄り添う言葉を考えてみましょう。
相手「今日、近所の人とケンカをしたんだ」
聴き手「               」
相手「ゴミの分別で文句を言われたんだ」
聴き手「               」
相手「悔しかった」
聴き手「               」

3人グループになりましょう
Aは話して、Bは聴き手、Cさんは評価をします。順番に回っていきましょう。話の聴き方を意識してみましょう。

飯倉講師の実話です。
DSCN9593.JPG一昨年度授業中に怒った後、後味の悪いものを感じました。それから自分の話を極力せずに生徒の話を聴くように努めたということです。そうすると生徒が相談をしにくるようになったとのこと。その中で、お兄ちゃんがバイトを始めた。お父さんとお母さんがケンカをして「嫌な雰囲気になったので帰りたくない」という声も出ました。その時、「親のおかげで生きているんだからそんなことを思うのは良くない」という発言が浮かんできました。そこでコーチングで学んだことを思い出しましたのです。「そうか、それは家に帰りたくないよね」と生徒の発言をオウム返しをしました。そうすると共感してくれたという表情が子どもに出てきました。そこから相談が多くなりました。

質問をしますので書いてみて下さい
①自分の人生でこれをやれば上手く行くものは何か、これを止めたら上手く行くことは何ですか
②それが出来たら何が起こるのですか。
③それは出来たらいいと思うか、やらなければならないかと思うのか
④それを実現するために具体的に何をしますか
⑤この1週間以内に何をしますか
実例を辻本先生が示されました
さあ、ペアになってコーチングを行いましょう。

DSCN9605.JPG3年先5年先自分はどうなっていますか【仕事、プライベート等何でもかまいません】
3年後、5年後

それではみんなお前でコーチング クライアントを決めて実践です。こんな感じです。
河合「きょうはどんなことで」
H「自分の時間をもっと家族の為に使えるかということで悩んでいます」
河合「何がきっかけで悩んでいるのですか」
H「自分の人生を好きにやっていて何が悪いのかと思っていましたが、子供が出来てから、子供との時間を取ることですね」
河合「もう少しできている自分から、今の自分を見てアドバイスはありますか」
H「まだ出来ていないから時間を作る工夫しろ。ですね」
河合「具体的にどうすればいいですか」
H「子供たちが寝ている間にするとか、工夫したいですね。時間を削りたいですね」
「車で行くところを走る時間にするとトレーニングの時間が作れます」
河合「そのためにどうしますか」
H「時間を意図的に作り子供と遊びたいですね」
河合「明日はどうしますか」
H「子供とへとへとになるまで遊びたいです」

セッションを終える毎に皆さんの感想、意見交換を行いました。保護者向けの子育てコーディングは梶原講師が行っています。9月に予定しています。

セッションを終える毎に皆さんの感想、意見交換を行いました。

志学ゼミ
塾長:阿部泰志
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