入試問題を採点することで見えて来るもの
通常の授業以外に、受験生がその日受けてきた英語の試験の採点をしているからです。
2月は私立大学の一般入試日が集中しており、受験生はほぼ毎日のように試験場に赴いています。
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もちろん、受けた試験の出来を前もって知るために採点をするのですが、これが結構大変です。
授業時間の前後や空き時間を利用して採点するしかないからです。
最近はインターネットの普及によって便利になり、予備校の中には解答速報を出すところがあるものの、そのほとんどが早慶上智やGマーチレベルの有名難関大学の解答速報です。
女子大や日東駒専問等の解答速報はネットではほぼ見つからないため、少なくとも英語の解答速報だけは鉄人が担当しています。
とはいえ、受験生の英語の試験の採点は鉄人にとって単に面倒なだけではなく、楽しい作業でもあります。
採点をすることによって、各受験生が辿ってきた学習の道のりがはっきり見えてくるからです。
これは、得点結果を聞いただけとか予備校の解答速報を参考にして採点しただけでは決して得られない体験です。
受験生と同じ土俵に立って試験を受けてみてやっと分かる感覚と言って良いでしょう。
「一つ一つの問題をその受験生はどうとらえたか、それにどう取り組んだか、そしてどうして正答、誤答に至ったのか」が分かるだけでなく、その解答に辿り着くまでのその受験生の学習の轍までが鮮やかに見えてきます。
単純に言ってしまえば、「採点は、自分の指導方針の反省点の確認である」のかもしれませんが、鉄人はそれ以上の意味があるように思えてなりません。
確かに、採点ずることによって受験生の弱点を洗い出し、それまでの学習法、指導法の不十分な点を確認して、これからの指導に活かすのも採点の重要な活用法でしょう。
しかし採点は単に受験生の高校時代、受験生時代といった局所的な部分の学習の成果だけを物語るものではないような気がするのです。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、「採点により、その受験生の人格、人生が見えてくる」ような気が、鉄人にはするのです。
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