教えて鉄人 takeとleadの使いかたってどう違うのですか?
S君:take ですよね。
私:違うよ。
S君:あれっ、でも、この文の意味は「この道は、私を博物館まで連れて行く」でしょ。
私:直訳するとそうなるね。でもこれは「特殊構文」の一つである「無生物主語構文」(生物以外のものが主語の構文。ここでは the road「道」が主語)だから、this road「道」を条件「もし~すれば」のように訳した方が、日本語らしくなる。
S君:「もし、この道を行けば、博物館に行ける」ですか?
私:そうだ。「無生物主語構文」の訳し方は、既に何回かやったはずだよ。
S君:あはは、忘れてました。でも、元の英文を直訳すると「この道が~へ連れて行く」となるはずですから、take「連れて行く」が入るんじゃないんですか?
私:残念ながら違うね。道は take「連れて行く」はしない。take するのは「乗り物」だ。
S君:えっ?そうでしたっけ?じゃあ、「道」は?
私:lead だよ。take は「連れて行く、運んでいく」という意味なんだから、「道」が主語になるのはおかしいだろう?「道」はあくまで「導く」ものだ。どうしても覚えにくいなら、「『ミチ』は『ミチ』ビクから road は lead」のように語呂で覚えておきなさい。
S君:ははは。確かに僕は3歩歩けば忘れるタイプですから、その語呂で覚えておきます。
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「特殊構文」には上で挙げた「無生物主語構文」以外にも「否定」、「倒置」、「強調」、「挿入」、「省略」等「日本語には見られない」表現法が溢れています。
やっかいなのは、単に項目ごとの法則(文法)を覚えても、上の take と lead の違いのように単語別の知識も必要なことです。
単語特有の用法を「語法」と言いますが、大学受験で必要とされる文法、語法をほぼ全て網羅したのが、英頻です。
英頻は基礎編の「緑」、日東駒専レベルの「青」、マーチレベルの「赤」に分かれていますが、高2生は現在「青」を進行中です。受験生になるまでに文法、語法力を培うためですが、解説を聞いて1回や2回練習しただけでは、知識として定着しません。
自主的に復習し、授業曜日以外に来塾して「通し」を行って欲しいです。毎月発送している成績管理レポートでも「通し」が必要な場合には、それを伝えています。
志学ゼミの学習は「見て、聞いて、やってみる」ですが、「やってみる」の部分は何度繰り返しても足りません。人間はコンピュータと違って「考えられる」のが長所ですが、「忘れる」のが短所であることも忘れないようにしましょう。語学の達人の鉄人のカバンのポケットにさえ、既に学習したヨーロッパ系の言語の単語集が隠されているんですよ。
鉄人
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