教えて鉄人 助動詞はどう覚えたらいいの?
鉄人:そうですよね。
Q:意味もいろいろありますからややこしくなります。
鉄人:A:英語の助動詞は、意味が多いのです。例えば、can を例に挙げると、「~出来る」以外に「~してもよい」、「~することが可能だ」という意味を持ち、疑問文 Can it be true? は「それは、一体本当ですか?」、否定文 It cannot be true. は「それは、本当のはずがない。」という意味になったりします。
Q:文脈判断ですか?
鉄人:どんな場合に、「~できる」で、どんな場合に「~してもよい」なのかは、「文脈で判断しなさい。」と教えられ、「とにかく、覚えなさい!」と言われたものでした。1970年代~1980年代の教育は「詰め込み教育」と言われ、「知識を詰め込みさえすれば、賢くなる」という信仰の下に教育が行われており、英語も例外ではありませんでした。
英文法は今だに「暗記」の部分がほとんどです。
しかし、棒暗記が出来る児童なら話は別ですが、すでに論理的思考を身につけた高校生に「ただ覚えろ!」と言うのは酷ではないかと私は思います。単に暗記するのではなく、「法則」を中心とした教え方をするべきではないでしょうか?
Q:法則があるのですか?
鉄人: 私(鉄人)の授業では、「助動詞とは、動詞に主観を加える語句で、主観は事実とは限らないため、『現在形』、『過去形』のような形の定まったものは続かず、原形が続く。」という論理的な説明がなされます。
また、「それぞれの助動詞には、一般用法と推量用法がある」と説明され、「can は『~できる』、may は『~してよい』、mustは『~しなければならない』という意味が一般用法の場合には使われるが、推量用法として使われる場合には、can は『~の可能性がある』、may は『~しかもしれない』、mustは『~であるに違いない』という意味になる」という具体的な説明が続きます。
その説明の後で、「ある人が『信じられない!』といった」面持ちで、Can it be true? と言った場合。どういう意味になる?}と質問します。そうすると、「『それは、本当であることができますか?』では変だから、『それは、本当である可能性がありますか?』じゃありませんか?」という反応が返って来ます。
そこで、「それをもっとラフな日本語にしてごらん。」と促すわけです。そこまで来れば、「それは一体本当なのですか?」という答えを導き出すのは、難しくないはずです。
Q:大切なことは何ですか?
鉄人:丸暗記でなく、考えることです。私の授業では、学生自身に考えさせることを重視しています。
さて、英語の「助動詞」の話に戻りますが、従来の英文法参考書などではその定義が曖昧で意味がたくさんあるばかりでなく、「助動詞」の過去形についての説明もほとんどなされていないのが、現状です。志学ゼミに通う高校生達に聞いてみても、はっきりとした説明は受けていないと言います。
Q:加古家になった場合はどうですか?
鉄人: 例えば、can の過去形の could は can の意味が「~出来る」ですから、「~出来た」と考えるのが妥当でしょう。しかし、could には、Could you open the window?「(出来れば、)窓を開けてくれませんか?」のように、現在の意味を表す場合があります。
学校などでは、理由も説明せずに「そういう意味になる場合もあるんだ。暗記しろ!」の一点張りの場合がほとんどで、「なぜ過去形なのに、現在の意味を表すのか?」という疑問に的確な説明を載せている英文法の参考書も目にしたことがありません。
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